70年以上の時を経て忠実に復刻

Arne Jacobsen Table Clock | アルネ・ヤコブセン テーブルクロック

Arne Jacobsen Table Clock(アルネ・ヤコブセン テーブルクロック) / ROSENDAHL(ローゼンダール) 看板

デンマークが生んだ、20世紀でもっとも影響力の大きい建築家でありデザイナーでもあったArne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)。 今日のモダンな北欧デザインの原型を作り上げたデンマークデザインの父と呼ばれる人物です。 デンマークの家具メーカー、Fritz Hansen(フリッツハンセン社)とともに家具デザインを行い、1952年に発表した世界ではじめて背座一体の3次曲面を実現したアントチェアをはじめ、美しいラインのセブンチェア、身体を包み込む緩やかなカーブを描くエッグチェアなど、数々の傑作を作りあげました。
「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」というヤコブセン自身の言葉通り、生み出すプロダクト全てが計算し尽くされており、それらが半世紀以上経過した今でもデンマークのみならず世界中で高い評価を得ているのは、クリエーターとしての視点とユーザーとしての視点を高次元で具現化しているからと言えるのではないでしょうか。
そのヤコブセンの原点とも言える幻のテーブルクロックが、70年以上の時を経て忠実に復刻されました。
http://www.rosendahl.com/

1930年代後半、ヤコブセンは集合住宅をはじめとした大規模リゾートプロジェクトの成功をきっかけに、デンマーク最大手の電気機器製造会社、Lauritz Knudsen(ラウリッツ クヌーセン)のテーブルクロックデザイナーに抜擢されました。
大戦の影響もありわずかな期間で販売終了となったことから幻のテーブルクロックとも呼ばれているこのプロダクトは、それまで住宅設計を主としてきたヤコブセンにとっての転機となり、その後の歴史に残る数々のプロダクトデザインの幕開けになった作品と言えます。
そのヤコブセンのプロダクトデザインの原点とも言えるテーブルクロックを、デンマークを代表するプロダクトカンパニー、ROSENDAHL(ローゼンダール社)が、現代に甦らせるために、Lauritz Knudsen社のシニアスタッフとともに復刻プロジェクトチームを結成。
デンマークの博物館に展示されている希少なオリジナル製品を入手し、デザインを忠実に且つ「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」というヤコブセンの言葉通り、時代に合わせた機能を加え、オリジナルに忠実に復刻させました。

ROSENDAHL社により、現代仕様にモディファイされたこれらのクロックは、
LEDライト、ムーブメントセンサー、スヌーズ機能が新たに搭載され、
バッテリーが220Vのコンセントタイプから2本の単3電池に変更。
またアラーム音も専用に開発されました。
ヤコブセンが、Lauritz Knudsen社と共同制作した
「LK」、「ROMAN」、「STATION」という3モデルの復刻に加え、
新たにヤコブセンの代表作である「BANKERS」、「CITY HALL」という
2デザインの製品化も実現。
70年以上の時を経て、ヤコブセンのルーツを辿る幻の名作が現代に甦ります。

ヒトリゴト

ヤコブセンのプロダクトデザインの原点とも言えるテーブルクロック。 写真で見るよりも実物はもっとかわいくて、いい感じです。
当時、ヤコブセンがこだわりながらも出せずに断念したアラームの電子音も装備。 復刻にあたったシニアスタッフは、幾度もの「ヤコブセンならどうするだろうか」という判断を乗り越えた末、彼の抱き続けていたイメージに最も近い音を作ることができたと話しています。