川雅之、gom / ゴム

黒川雅之デザインのゴムの弾性を生かしたコートフック

「gom」の始まりは建築家、プロダクトデザイナーである黒川雅之自身が自発的にデザインをすることから始まります。
とにかく図面をつくって企業を探すのだと自発的な開発が始まりました。 一通りデザインが生まれてから商品化企業を探しますがゴムを扱う企業を知らない。 そこで職業別電話帳から「ゴム素材」を探して選んだのが、創業以来、弾性のテクノロジーをひたすら追求してきた富双ゴム工業株式会社でした。 そして、その偶然といえる出合いから関係が生まれ、永い関係の歴史が始まったのです。
「gom」は彼にとって最初の商品。 輸出から国内の販売チャンネルまで彼自身で探し歩きました。 初めに試作が出来たとき、当時、営業担当(現社長)に「こんなものはいらない。商品化の意志はない」と言われたそうです。 そのとき彼は、「少なくとも僕はこれを見て感激している。僕のようにこれを好む人は日本中できっと1万人位はいる。世界の10ヶ国を集めれば10万人になる。」と言ったことを忘れないと言います。
国際商品にすることで狭いターゲットの商品でも充分に商品化できることがその後実証されていきます。 その後「gom」は数限りない雑誌に掲載され、数々の賞を受賞しています。
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無機質な素材ではあるけれども、ゴムという弾性を生かしてデザインされたコートフック。 丸みのあるデザインはコートが掛けやすく、滑らず使い勝手の良いフォルムです。
また、ゴムを主役に部分的にステンレスを用いたインテリア小物。 ゴムの弾性を利用して構成されています。
1972年にデザインされた歴史的デザインで、一部はニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションにもなっています。

gom / ゴム フォトギャラリー

ヒトリゴト

決して主張しすぎない、けれども存在感のあるフック。 「収納家具の人の触れる部分は取手だけである」という思いからつくられました。 黒川雅之氏がデザインした製品とは思えない手頃な価格。いくつも揃えたくなりますね。