時計 more Trees / モア・トゥリーズ

深澤直人デザイン、間伐材を使用した鳩時計。more Trees / モア・トゥリーズ

more trees(モア・トゥリーズ) 鳩時計 看板

音楽家、坂本龍一氏を代表として、細野晴臣、高橋幸宏、中沢新一、桑原茂一らの発起人と100人以上の賛同人を得て、2007年7月に設立された、有限責任中間法人「moreTrees(モア・トゥリーズ)」。
日本を含め、世界各地の森を再生することを目的に設立された団体です。
「more trees=もっと木を」を合言葉に、地球規模で進んでいる森林破壊を止め、森が本来抱えている力を回復するための活動を行っています。
過去に森を失った文明が滅んできたように、現代文明も地球温暖化という問題によって危機に瀕しています。 森林破壊を食い止め、失われた森を取り戻すことで二酸化炭素を吸収する豊かな森を後世に残していきたい、そして生物を育む機能(生物多様性)や水を蓄える機能(水源涵養)など、森が持つ多面的な機能についても多くの人に知ってもらいたい、そんな思いとともに設立されました。
排出したCO2を植林や自然エネルギーなどによって打ち消す、「カーボンオフセット」(炭素相殺)という概念を社会に浸透させ、同時に国内外で豊かで健全な森を増やすことを最大の目的としています。
http://www.more-trees.org/

長い歴史の中で日本人は森林を大切に守り、管理し、木材や薪などを手に入れてきました。
戦後の高度経済成長期にはさらなる木材需要を見込み、スギやヒノキを集中的に植えました。
現在、日本は国土の3分の2が森林で、そのうち約4割は、そうした戦後に植えられたスギやヒノキなどの人工林です。
人工林は定期的に下草刈りや間伐(手入れ)を行わなければなりません。
間伐をすることで木と木の間に空間が生まれ、太陽光が地面まで差し込むようになり、下草が生えて保水力が高まり、豊かな生態系ができあがるのです。
しかし安い輸入材に押され、国産材の価格の低迷によって急速的に林業が衰退したことから、以前は定期的に行われていた適切な間伐が行われないまま、人工林は放置されるようになりました。
間伐が行われない森は木が過密に生えたままで、木の成長も悪くなってしまいます。
現在、そういった間伐のされない森が増えています。
このような荒れた森も間伐をすることで、地表に光が当たるようになり、下草が生えて森の保水力が増してきます。
また、木々に光や栄養が行き届くようになることで二酸化炭素をしっかり吸収できる健全な森に蘇らせることができます。

more trees(モア・トゥリーズ)植林活動プロジェクト

また、「more Trees(モア・トゥリーズ)」は、一方で、今まで過剰に伐採が行われてきた発展途上国では植林活動を積極的に行なっています。 プロジェクトが現地での雇用や現金収入を生み出し、結果として地域住民の貧困解決や生活レベルの向上につながるよう、地域と密着して、決して一過性でない持続可能な活動を行なっています。
「more Trees(モア・トゥリーズ)」は、これまでにない確かな基準をもった「良質」の森づくりを国内と世界の各地で展開しています。

深澤直人デザイン、間伐材のクルミを使用した鳩時計

more trees(モア・トゥリーズ) 鳩時計

日本の森林を健康にするために賛同したデザイナーやメーカーの協力のもとで誕生した、間伐材を使用した「more Trees(モア・トゥリーズ)」のプロダクト。
デザイナーとのコラボレーション企画で生まれたのがこの深澤直人デザインの鳩時計です。
間伐材は、成長途中で切り出してしまうため、全体的に細いものが多いのが特徴です。 節が多く、曲がりやねじれがあるなど、加工しづらいという点から今までは有効活用されていませんでした。
「more Trees(モア・トゥリーズ)」のプロジェクトでは、日常に馴染む使い易いプロダクトを間伐材で製作することにより、消費者と日本の林業とを繋ぐ試みに挑戦しています。

more trees(モア・トゥリーズ) 鳩時計

装飾的な部分を取り払い、シンプルな形を求めた、「巣箱」のような鳩時計。
木の温もりが素直に伝わるデザインに仕上がっています。
毎時0分と30分に鳩が飛び出し、空気の流れを利用した「ふいご式」の鳴き声を聞かせてくれます。
一点づつ異なる表情。その愛らしい姿を見るのがついつい待ち遠しくなるほど。
この製品の売上の5パーセントは「more Trees(モア・トゥリーズ)」に寄付され、森づくりに役立てられます。

デザイナー 深澤直人

デザイナー・深澤直人 (ふかさわなおと)

深澤 直人 (ふかさわ なおと)

1956年山梨県生まれ。80年多摩美術大学卒業。
米IDEO社、同社東京支社長を経て2003年、Naoto Fukasawa Design設立。
主な作品に無印良品のCDプレーヤー(ニュヨーク近代美術館永久収蔵品)、携帯電話「Infobar」や「neon」、家電雑貨ブランド「±0」など。
近年はイタリアのB&BITALIA、Driade、Magis、Artemide、Danese、boffiなどから新作を相次いで発表し話題となる。
過去のデザイン賞は米国IDEA金賞、ドイツIF賞金賞、英国D&AD金賞、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、第5回織部賞などを含み50賞を超える。

ヒトリゴト

デザインイベント、DESIGNTIDE TOKYO 2009 にて、伊勢丹とのコラボアイテムとして登場した鳩時計。 当初、100個限定で販売されましたが、その日のうちに瞬く間に完売してしまったそうです。
日本を代表するデザイナーが手掛けたプロダクトなのに、どこかほのぼのとした素朴な雰囲気が感じられる、癒しの鳩時計です。

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鳩時計 (more-trees)